いちリトルデーモンの墓場

創作物の感想の雑記を載せます

巡礼/サンシャイン!!内浦・沼津

まえがき

巡礼時のことを書く前にまずは言わずと知れた1stライブ「Step! ZERO to ONE」について、沢山の方の多くの感想がきっと言いたいことをほとんど言ってくれていると思うので全体を通して少しだけ感想をまえがきに述べたいと思います。

 

ライブ最中そして終わった後一番に感じたのは「楽しかった」です。感動で身が震えました!というのももちろんあるのですがやっぱりメンバーの方々やLV会場でのたくさんの人の笑顔がとても記憶に残っているので一番は「楽しかった」んだと思います。

そして多くの方が述べていたようにメンバーの方々が作品を背負いながらもAqoursとしてまさに一歩踏み出すライブを成功させたことに勇気付けられたライブだったと思いますし、けして重く訴えかけてくるのではなく楽しさの中で背中を押してくれるやさしい作品だったと改めて思いました。ライブ終了後多くの方々が自分にもできることをやりたい!と意気込んでいるのが見られ、Aqoursのメンバーの姿はもちろんそういった人達の姿にもまた背中を押されるように思いました。

ライブの感想としては短くなってしまいましたが、後は多くの方々が代弁してくれていると思うのでまえがきを終えて今回はひとまず巡礼の話をします。

 

 

4:50東京出発~内浦

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1日で巡るためには朝から!!ということで始発に乗って静岡の方面に向かいました。同行した巡礼経験者に4時前起きを宣告されたので驚きつつも駅に向かいました。

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そして東京→三島→三津シーパラダイス前と8:30ごろには内浦に辿り着ける順調なペースで朝を迎えることができました。

同行した二人は前回三津シーパラダイスを長めに見て回ったので今回は内浦のAqoursゆかりの場所(?)を巡りつつのんびりとてくてく歩き回ることにしました。写真はゆかりの場所で撮ったものです。

到着後おやつにしようということで朝に松月さんにておやつを食べてしまいました。かんかんみかんタルトとみかんジュースで体に循環!みかん!だったのですが写真を撮り忘れてしまいました。(無念ポイント)

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そして内浦、なんと言っても海がとても綺麗でした。晴れていたので写真の映えもよく見ているだけでとても癒されました。自分が東京にいるから慣れていないだけと言いつつも、横を向けば雄大で綺麗な海が広がっているという場所で育てば自分の土地や海が好きになるんだろうなあと思いました。

 

 

10:30内浦~あわしまマリンパーク

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10時過ぎに朝のおやつを終えてあわしまマリンパーク淡島神社へ。チケットもクルーザーもAqoursてんこ盛りで向かう前から巡礼初心者の自分はすげえええええええの一言でした。

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まずはカエル館へ。館前にあった果南ちゃんセンターおめでとうの垂れ幕にシングルのタイトル「HAPPY PARTY TRAIN」が書かれていたことにテンションが上がりました。

カエル館自体もとても楽しかったです。ぬぼーっとした両生類たちは眺めているだけでも可愛らしくて癒されましたし、土に潜るカエルが丁度何匹か土から出ていてくれたり同行した二人とカエルを探したりするのもまた面白かったです。

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カエル館の後は淡島神社へ向かいました。運動しない環境に身を置きすぎたせいでひぃひぃ言いながら登るはめになりました。御堂に着いてお祈りしてから4話のダイヤさんがいる場所にいきました。うーん絶景。

登り下りにかけた時間は恐らく30分ほどでしたが、外出する際に選んだ靴を間違えたせいでこのあたりからかかとにそれなりの痛みを抱えたまま巡礼することになりました。靴選びを怠るのダメ、ゼッタイ。

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その後は水族館を見て回ったり、アシカショー・イルカショーを観て心を洗濯しました。フリスビーをキャッチしたりボールを足で挟んで持ってきたりと芸をするアシカや飛び上がるイルカがこれまた可愛かった。元々水族館の類いで魚がひらひら泳いでるのを眺めるのが好きなので心のとげとげしていた部分が一気に安らぎました。

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そして昼食は離宮Aqours丼を頼んで「おいしい」「おいしい」を連呼しながら完食しました。お味噌汁であたたまりながらお魚を口にするのがたまらなくよかったです。海鮮とご飯の相性。

その場にいた3人全員が日常生活でケチる習性があったので頼む前もどうしようか悩みましたが頼んでよかったなあと思いました。海苔は3人推しがバラバラなのに1人も被りませんでした。(無念ポイント2) でも花丸ちゃん可愛い。

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その後淡島にさようなら。1日で回りきるためにあわしまマリンパークではあまり多くの時間を割けなかったので次はもっとよく見て回りたいです。

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もちろんここは撮りました。

 

 

15:30沼津港~沼津

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あわしまマリンパークからバスで揺られて沼津港の辺りにワープした後びゅうおの方面に向かいました。BD4巻表紙の場所を写真に納めることができてリトルデーモン冥利につきました。

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びゅうおからの絶景。途方もなく広がるお昼過ぎの海がここまでの行路で疲れた自分を癒してくれました。11話でマリーさんがこの場所を選んだのもこの広がる海を見ればきっと悩みを話してくれると思ったのかもしれませんね。ちなみに嫉妬ファイア~~~~~のあたりの場所から撮りました。

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その後堕天使の宝珠を3人で分け、クリアファイルは譲ってくれました。友人に感謝。

このあたりから「食」を優先しようとしてきたためか持っていった資金に難が出始めました。(無念ポイント3) 多目に持っていくべきだった。次は深海水族館を回ってみたいです。

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その後トリの沼津に向かう途中で欧蘭陀館にて早めの夕食。写真のオムソバを頼みケチャップで件のヨキソバを再現しようとしましたが馬鹿なので片側ではなく全面にあのマークを描きました。ヨーソロー。

そしてこのオムソバ、絶品でした。焼きそばを包む卵がふわふわとろとろしていて甘味があり、中の焼きそばはもちもちした濃いめの味付けでとても美味しかったです。今まで食べてきたものの中でもこれは美味しい!と思えるほどのものだったのでサンシャイン!!とは関係なく沼津に行くならご飯はここに行きなさい!という場所でした。これ以降の同行した二人との会話の半分くらいは「オムソバが美味しい」でした。美味しい。

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その後歩みを進め沼津に到着。CDのドラマパートやアニメの舞台に立ち寄りました。本屋さんにて花丸ちゃんの台車に広告が乗っていたことにテンションを上げたり善子はこういうところに住んでるのか...などという想起をしました。

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そして最後はデザートを求めてコラボカフェ。自信たっぷりにGuilty Kissのパフェと津島善子のドリンクを頼みましたが、カフェが屋外に仮設テントのように建ててあるのと夜だったのが合わさり凍えながらひえひえのパフェとドリンクを口にしました。実際ドリンク系を注文していたお客さんは自分達以外にいませんでした。それでもパフェとドリンクでダブルでイチゴを味わえて美味しかったです。

コースターはダイヤさんと夢で夜空を照らしたいでした。推しを引く運を持ち合わせてはいませんでしたがやっぱりどのキャラも可愛い。そして店内ではAqoursの楽曲のPVや本編での楽曲の映像がループされていて、秋の再放送以降サンシャインの本放送を観る機会がほぼなかったので1stライブのこともあり、どの楽曲もアニメと合わさり心を動かすパワーがとてもあったのだと再認識させられましたし、店内にて心を動かされました。

食後は沼津からさようなら。東京に向かい長い長い巡礼の旅を終えました。

 

 

まとめ

巡礼に行って感じたのが、今こうして歩くことになったのはAqoursを求めてのことだったけれどこの土地にきて癒しを感じているのはこの土地そのもののおかげ、ということでした。サンシャインから興味を持って何度も沼津を訪れている方々がいるのは「その土地にAqoursを求めている」というよりは、「Aqoursによってたどり着いた土地そのものが心を癒す」からなんだなあと思い、それが作品のテーマにも繋がっているラブライブ!サンシャイン!!の凄さを改めて実感しました。それと同時に、いわゆる過疎である地域を興すためには町民の方々がする努力だけでなく、訪れた人々がその土地のよさを伝えていくこともまた必要な要素なんだと思いました。

 

そして10数時間の長旅を終えて地元に帰って来たときにもまたどこか安心感がありました。アニメでも語られてたように自分の住んでる町なんて何もないところだと思うけれど、それでも安心感はあった。町の責任じゃなくそれは自分たちの気持ち次第なんだ。6話等で伝えたかったのはそういうことだったのかかなあなんて思いました。

 

はじめての巡礼でも密度の濃いものにできましたが回りきれなかった場所もあったので、2回目以降はそこを巡ったりアニメ2期以降ピックアップされる場所に行ってみたいなあと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。以上、いちリトルデーモンによる聖地巡礼の感想でした。

サンシャイン!!のくれたエール その2

サンシャイン!!のくれたエールその2です。

その1からとても遅くなってしまいましたが、アニメ版ラブライブ!サンシャインが先週で再放送も終了し一つの区切りがついたところで、自分が最初に視聴して一番強く感じたことを今年最後に締めとして納めたいと思います。

 

千歌の母親と千歌との関係

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#13では千歌の母親が初めて登場しましたが、実際に千歌と会話をしていたのはAパートの後半のみでした。

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今度はやめる?

ううん、やめないよ

千歌の後ろ姿を見つめる母親のカットや、母親の発した「今度は」という言葉は千歌の飽きグセのようなものが想像でき、千歌自身が長い間苦しみ続けていた「普通」との葛藤をこの母親もまた共に分かち合い、見てきたのではないかと感じさせるものでした。もしかするとスクールアイドルの活動に対する千歌の意欲に対してもこの段階では千歌の母親は不安を抱いていたのかもしれません。

 

舞台は変わって予選会場、千歌の母親も含め応援に駆けつけた町民や学院の生徒たちの見守るなか千歌たちAqoursのパフォーマンスが始まり、そこで繰り広げられたのはメンバー全員によるAqours誕生から現在までの道程を伝える、というものでした。

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千歌ちゃん、やめる?

...ゼロだったんだよ、悔しいじゃん!

個人的にはこのやりとりとそれに対する千歌の母親の反応がこの話の根幹を成すテーマであるように感じました。

親友の曜よりも千歌との距離が一番近いはずの母親が、曜の言葉によって千歌の「悔しい」という言葉を受けて何かにハッと気づく。これは長年寄り添ってきた千歌が様々な出来事や出会いを経て成長したことに初めて気づいた「母親」としての気づきであり、楽しいことも困難なことも経験したAqoursの軌跡に惹かれ、共感した「観客」としての気づきでもあるように思いました。千歌のことを一番にわかっている人、千歌たちAqoursのことを知らない人、その両方に「共感」を与えることができたのだと思います。

 

 

MIRAI TICKET~最終シーン

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みんな、輝こう!

ゼロからイチへ、というかけ声と共に始まったMIRAI TICKETの最中でもさらに光に向かって手を伸ばす千歌はこう叫びました。ここでいうみんなとは一体誰なのか。きっと町の人々や生徒だけでなく、千歌という「普通」に自信の持てなかった人間に共感した、視聴者を含めた人々全員への呼び掛けであり、同じ苦しみに悩む人々に代わって輝くことを体現したものがMIRAI TICKETだったのだと再放送後改めて思いました。Aqoursだけで輝くのではなく、誰と言わずみんなにむかって呼びかける千歌の行動はエールでした。

 

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君のこころは輝いてるかい?

曲が終わり、光の中に溶けていく千歌。役割を終え、共感をもとに強く結び付いていた視聴者とは分離し、そして最終シーンにおけるこのセリフでアニメサンシャインは幕を閉じました。

強制するわけでもなく「次は君の番だよ」と、輝きを体現した千歌の最後のこのセリフを聞けたことで自分はこの作品は共感をテーマにしたエールだと思うことができました。

 

 

#13は他にも学院の生徒がスクールアイドルに参加したいと言い出すシーンなど、いろいろなことを考えられるシーンがとても多くて好きです。今回は千歌というキャラクターを中心に文を進めていったので、次に#13について書く機会があればまた違った視点で物語を追ってみたいと思います。

ひとまず幕を閉じたアニメサンシャインに感謝しつつ、あるかもしれない2期に向けて期待を膨らませていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

<追記>

テレビアニメラブライブ!サンシャイン!!2期決定おめでとうございます。

放送から1年経った今でもAqoursの9人のように輝きを体現することが僕には出来ていません。それでももう少しだけAqoursの行く末を見届けていきたい。逃避するような悪い意味でなくその先にある輝きを見つめていたいな、と思います。

サンシャイン!!のくれたエール その1

 

9月末に最終回を迎えたラブライブ!サンシャイン!!

最終回となった #13 は見るたびにいろいろな発見や思うところがあってとても面白い作品だと改めて実感しています。

 そこでまずは#1から#13までを振り返ったとき真っ先に自分が感じた、高海千歌というキャラクターについてのことを現時点でのはじめの感想として今回は書きたいと思います。

 

 

 #1、#12での千歌の変化

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あなたみたいに
ずっとピアノを
頑張ってきたとか、
大好きなことに
夢中でのめり込んできたとか、
将来こんな風になりたいって
夢があるとか、
そんなのひとつもなくて

 

#1にて千歌は自分のことを "普通" と称していました。他のメディアミックスでも語られるように、普通の女の子ということが千歌は一貫して強調されていました。

しかし、アニメサンシャイン!!で千歌が述べている "普通" とは、「自分の歩んできた道に何もないこと」という、ゼロはおろかむしろマイナスを意味するような考えだったように感じました。

 

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親友と比べてしまう千歌。


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何かに夢中になりたくて、
何かに全力になりたくて、
わきめも振らずに走りたくて、
でも、何をやっていいかわからなくて、

物語の始まりのモノローグ。

この時点ではまだ何かに夢中になるということ、自分の中を何かで埋めることだけが目的だったのではないかとすら思います。

 

"普通" をダメなもの、欠けているものとみなしてしまうことは程度を問わずきっと多くの人にあることで、自分もそんな千歌に感情移入していたうちの一人でした。そういう意味で千歌はリアリティを付随した、最も視聴者とシンクロしていたキャラクターだったのかもしれません。

 

メンバー達が各々のわだかまりを克服していくなかで千歌一人がまだ答えを出せずにいるまま迎えた#12、「μ'sにあってAqoursに足りないものはなんだろう」という疑問。

それは勝つことなのか、それとも違うことなのか。

Saint Snowとの対話、音ノ木坂学院との出会いの中で、千歌は気づきます。

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μ’sみたいに輝くってことは、μ’sの背中を追いかけることじゃない

自由に走るってことなんじゃないかな?

全身全霊!

なんにも捕らわれずに!

自分達の気持ちに従って!

 #1から#12に至るまで自分達が走ってきたこと、そしてその道のりそのものの価値に気づきます。

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ゼロからイチへ。

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スタート地点にすら着いていないようで、実はもうそこにいたことに気づいた千歌。

ゼロだけれど、決してマイナスじゃないことを認識できた回でした。

 

#1から#12までの話はメンバーとの触れ合いを描いただけではなく、そのなかで千歌が自分の "普通" を受け入れていく過程を、12話という時間を要して語られてきました。それはまさに千歌のように思い悩む人へのエールだったのではないかと思います。

千歌というキャラクターを通して、一歩を踏み出そうとしている人、自分の道のりに自信のもてない人に背中を押すような、そんな物語だったように感じたのが最初の印象でした。

 

そして物語はそこで幕引きではなく、ゼロからイチへとさらなるステップを踏み出していく#13について、感想はその2に続きます。

 

その2→https://t.co/UTv1Iw7ZWJ

 

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